ヒダを取らないカーテンのことを、
フラットカーテンと呼びます。
フラットという名称から想像して、
カーテンはタペストリーのように、
平面のカーテンをイメージされます。
実際にはそうならないため、
初めての方はビックリされます。
カーテンはヒダをたっぷり取って、
美しいウェーブを楽しむのも、
ひとつの魅力になります。
ワイドサッシなど横に大きい窓は、
ヒダのあるカーテンは寄せた時に、
場所を取って出入りの邪魔になったり、
見栄えが悪いときがあります。
そのようなときに重宝するのが、
このフラットカーテンです。
窓の横幅に1.3倍の生地を使うので、
寄せた時の束ね幅が少なくて済み、
スッキリとした感じが好評です。
この1.3倍という倍率ですが、
30%の余裕があることから、
どこかで浅いウェーブが発生します。
このウェーブが出るイメージが、
フラットの印象から外れるため、
クレームになる事があります。
上下にカーテンを折りたたむ、
プレーンシェードなら、
イメージどおりの平面になります。
フラットカーテンは上部が平坦で、
生地を垂らせば下に行くほど、
丸くウェーブが出るものです。
風呂敷などの布を上部でつかんで、
横にピンと張って見ていただくと、
状況がイメージしやすいです。
下の方の生地は内側にカールするように、
カーテンも軽くウェーブが出ます。
上部は10%ほどの余裕を付けないと、
カーテンを使い込むうちに癖がつき、
中央でカーテンが閉めにくくなります。
こういった事情がありますので、
フラットカーテンにはどうしても、
浅いウェーブが出ると考えてください。
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