新居のカーテンを買おうと探していると、
高機能商品のポップが目に飛び込んできて、
これを買っておいた方が良いのかなと、
その気にさせられてしまいます。
高気密高断熱のカーテンを買ったのに、
夏はいいけれど冬は寒くて困ってます!
と奥様から相談をいただきました。
家を建てるときでも高気密高断熱とか、
外断熱などの機能性が気になります。
省エネに関心が高い奥様ですから、
カーテン選びでも機能性に目が行き、
つい後先考えず買ってしまいます。
奥様が購入されたのは断熱カーテン、
遮熱カーテンという機能が付いた、
ドレープとレースの両方です。
夏はカーテンのお陰で快適だったのに、
冬になったらお日様の暖かい光が入らず、
部屋が寒いとお困りでした。
窓から入ったり出たりするものは、
熱以外に光もあれば視線もあります。
断熱・遮熱商品のキャッチコピーに、
「夏涼しくて、冬暖かい」があります。
冬は寒くなってしまったその原因は、
ポカポカ太陽熱まで遮熱してしまった、
そういう理由からなのです。
「冬暖かい」という表現については、
部屋の暖房熱が窓から逃げにくいため、
部屋は暖かいですよという意味です。
雨の日や夜なら部屋の暖房をしますが、
晴天の日なら部屋に日射しが入れば、
暖房を付けなくても暖かいものです。
遮熱レースが太陽熱をカットするので、
冬は暖かいどころか寒くなります。
ここが高機能商品を採用する時の注意点で、
本来夏と冬でカーテンを使い分けるのが、
正しい使い方と言えるのです。
暑さと寒さの対策でそれぞれ一つと、
普段用に一つで合計3タイプを持つと、
一年中快適に過ごすことができます。
実際には費用や収納スペースを考えると、
安易に実行できるものではありませんが、
省エネの観点から費用対効果が高いので、
一度検討されてはいかがでしょう。
カーテン選びに関するご質問や、
ご相談があればお気軽にどうぞ!