薄手のカーテンに裏地を付けると、
どっしりとしたオーラが醸し出され、
美しいウェーブが形成されます。
実はその裏地付きカーテンも、
単に見た目が美しいだけではなく、
省エネに大きく貢献している事実を、
本日はお話ししたいと思います。
昔から重厚な部屋作りのカーテンとして、
裏地を付けた仕立てが主流でした。
カーテンに一枚裏地を付けるだけで、
どっしりとした存在感が生まれ、
整然と並ぶ美しいウェーブが、
人々を魅了しました。
ところが近年では技術革新が進み、
カーテン1枚でも美しいウェーブを作る、
形状記憶加工が誕生しました。
裏地付きカーテンの存在が薄れ、
人々の記憶から消えかかっています。
この裏地付きカーテンの優れた利点は、
美しいウェーブだけではありません。
カーテンが二重になり空気層が生まれ、
その空気層が断熱効果を生みます。
空気が優れた断熱性能を持つことは、
ペアガラスや緩衝材のプチプチなど、
冬の防寒対策に取り上げられるので、
よくご存じかと思います。
カーテンを二枚仕立てにすることで、
空気層が生まれるメリットは、
一般的にあまり知られていません。
高級な地の厚いカーテン生地をよりも、
薄手の生地で2枚仕立てしたもののほうが、
部屋の防寒対策には優れています。
冷たい外気の侵入をブロックして、
室内の暖房熱が逃げるのを防ぎます。
さらに夏の暑い日射しによる熱波も、
この空気層が断熱効果を発揮して、
カーテンの表面が熱くなるのを緩和し、
輻射熱による室内温度上昇を抑えます。
このように裏地付きカーテンは、
冬も夏も高い省エネ効果を期待できる、
優れた機能を持つカーテンとして、
近年ではとても注目されています。
カーテン選びに関するご質問や、
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